ほとんど夜

ずっと3つの音が鳴るみたいな
弦の太さが笑えないみたいな
毛布の毛羽と毛羽の間に留まってる空気みたいな
そういう日曜日。
ざらざらの涙が出るんだろうなそういうときは
何にも変わってない
音楽を聴くにも理由がいるし
小学生の歌声だし
薬指の爪が薄いし
手帳に書かれたポエムは忘れられない。
一度言ったことは言いたくない。
青暗い竹藪のそばで
私にだって行くところがある
だって、
嘘じゃねえよ。



















そんなん嘘ちゃ。